2020.01.06院長コラム
明けましておめでとうございます。
2020年1月で無事に開業1周年を迎えることができました。昨年は本当に様々な方にお世話になりました。今年もスタッフ一丸となって地域のために貢献していきたいと思っていますので、皆様よろしくお願いいたします。
ところで最近になりインフルエンザと感染性胃腸炎が徐々に流行してきましたが、皆様はこれまでかかったことはありますか?どちらも冬に流行し、これまでたくさん患者さんを診てきました。インフルエンザについては自分も毎年予防接種受けて、アルコールを含んだ消毒液で手洗いを行い予防に努めていますが、それでも2-3年に1回はかかってしまいます。インフルエンザの症状は高熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛・関節痛ですが、やはりかかればきついです。ただきつい期間も1日くらいで自然によくなっていきます。
しかし、虚血性心疾患、心臓弁膜症など心臓が悪い方はインフルエンザを契機にうっ血性心不全を発症したり、COPD(肺気腫)がある方はCOPD急性増悪を起こしてしまうので、特に注意が必要です。もし心臓や肺に病気のある方がインフルエンザ様の症状があった場合は病院を受診するようにしましょう。
感染性胃腸炎は自分も一度かかったことがあります。夜中に突然吐き気がして、多量の嘔吐をしました。ベッドの周囲が吐物だらけになってしまい、掃除が大変だったのを覚えています。原因はノロウイルスやロタウイルスなどのウイルスが主な原因です。特効薬はなく、治療は整腸剤、吐き気止めなど対症療法で改善する場合がほとんどです。サルモネラ、カンピロバクターなど細菌性もありますが、抗菌薬は不要であることも多いです。
ただ、長期間下痢が持続する時、下血や強い腹痛がある時は、病院を受診していない場合は一度受診するようにしましょう。
皆様も病気にかからないように元気な一年をお過ごしください。その中で、もし体調が悪ければ、当院を受診してください。
今年もよろしくお願いいたします。